塾講師・予備校講師と学校教員の仕事内容の違いとは？メリットは？気になる収入は？

塾講師・予備校講師は学力アップに特化した職業のため、テストの点数を上げることに集中して指導をおこなうことができます。通塾する生徒も学力アップを目的として塾や予備校を利用している為、学習に意欲的な方が多いでしょう。

その一方、学校教員の場合は勉強だけではなく、学校行事や部活動、各種委員会の運営など、生徒や保護者から求められることが多岐にわたる為、勉強一本に特化した指導は難しいです。

塾・予備校講師になるには、教員免許など特別な資格は必要ありません。教育に対する情熱があれば、誰でも講師になることができます。但し、「志望校に合格する」「定期テストの点数を○○点アップする」など、目に見える結果を求められるため、日々学習し続けることは必要です。

塾や予備校は実力主義の業界とも言えます。塾の実績（合格者数など）が業績に大きく影響するため、生徒の成績を伸ばせる優秀な講師の給料は、どんどん上がっていきます。各個人の努力次第で、収入を大きく変えることが出来るということは魅力の一つと言えます。

学校教員は生徒たちに勉強を教えることに加え、道徳観や生きる力を育てる指導に携わることができます。国語や算数、英語など、通常の学習以外にも道徳の時間や総合学習の時間が設定されていたり、学校行事や部活動、委員会活動等を通じて、社会に出る際に必要となる能力全般の成長に携われます。生徒の人生に与える影響も大きく、やりがいのある仕事と言えます。

基本的には朝８時頃から１７時頃までの勤務が多いです。放課後に部活動の指導などをするケースもある為、終業時間は個人差があると思いますが、朝から始まり夕方・夜に終わるという生活サイクルです。

これに対して塾講師の場合は、午後から出勤し、夜２２時頃に終わることが多いようです。塾の授業は、夕方以降に行うことが多い為、生活サイクルはどうしても夜型になりやすいです。

学校教員の給与は全体的に高いです。また、公立学校の教員は地方公務員のため、安定した収入を得ることができます。その為、公立学校の教員は例年人気職種として知られ、教員採用試験の倍率（競争率）も非常に高いです。